Bitget Walletは、今年の3月にBitKeepから新たにリブランドしたデジタルウォレットです。Bitget Walletでは、仮想通貨(暗号資産)を保管することの他に様々な取引を行うことができます。そこで本記事では、そんなBitget Walletでできる取引やその取引を行った際の損益計算方法について解説します。Bitget Walletに興味のある方やキャンペーンに参加した方、実際に取引を行っている方はぜひ本記事をご覧ください。Bitget WalletとはBitget Walletとは、仮想通貨取引所Bitgetによって提供されるデジタルウォレットで、約3,000万ユーザーが利用しています。Bitgetは2018年に設立された、世界的に多くのユーザーが利用している取引所です。通常の仮想通貨の売買に加え、コピートレード機能などを提供しています。2023年3月にBitgetがデジタルウォレットを提供しているBitkeepに3,000万ドルの投資を行い、その後ブランド名をBitget Walletに変更しました。現在(2024年9月時点)、Bitget Walletでは100以上のメインネット、25万以上の仮想通貨に対応しており、ウォレット機能の他にも、スワップ、ステーキングやエアドロップ、NFTマーケットやDAppブラウザ、ローンパッド機能を提供しています。ウォレット機能の他に様々な機能を提供Bitget Walletではウォレットとしての機能以外にも多くの取引を行うことができます。ここではBitget Walletでできる取引について紹介します。仮想通貨のスワップBitget Walletでは仮想通貨のスワップや先物の取引を行うことができます。数多くのチェーンに対応しており、国内取引所では購入できない仮想通貨など数多くの通貨を交換することができます。ステーキングBitget WalletのエコシステムトークンであるBWBやUSDTなどを預けることでステーキング報酬を受けとることができます。DappsやNFTマーケットトレンドのDappsやNFTマーケットにBitget Walletから参加することができます。エアドロップキャンペーンを実施Bitget Walletは、2024年3月からBitget WalletのエコシステムトークンであるBWBを始動し、2024年3月18日〜4月28日まで、BWBポイントを獲得できるキャンペーンを開催しました。このキャンペーンではアカウントの登録の他に、タスクを完了することでBWBポイントを受け取ることができました。新規登録時には50BWBポイントが付与され(1日100 USDT以上の取引を3日間取引を行うとで付与されたポイントのロックが解除される)、このほかに500USDT相当を保有するごとに2ポイント付与(1日の上限20ポイント)100USDTのスワップ毎に10ポイント付与(1日の上限100ポイント)招待されたユーザーが100ポイント以上ためた場合、招待したユーザーはその10%を追加報酬として受け取れるという上記の方法でポイントを受け取ることができました。キャンペーン終了後は、そのポイントに応じてBitget WalletのエコシステムトークンBWBと交換することができます。2024年9月25日時点ではキャンペーンは終了しており、現在1BWBの価格は約45.48円となっています。Bitget Walletで取引をした時の税金や損益計算方法Bitget Walletでできる取引について解説しましたが、これらの取引で発生する税金や損益の計算方法について解説します。個人が仮想通貨取引をして利益が生じた場合は、その所得は雑所得になります。として計上する必要があります。給与所得があり、仮想通貨取引で出た利益を含めた雑所得を含めた所得が20万円を超えた場合は確定申告を行い、所得税を収める必要があります。仮想通貨の税金については以下の記事でも解説しているのでご覧ください。「【初心者必見】仮想通貨(暗号資産)の税金とは?基本の計算から確定申告まで丸わかり」それではBiget Walletでできる仮想通貨のスワップステーキング・エアドロップNFTの売買で発生する損益の計算方法について解説します。仮想通貨のスワップ仮想通貨を他の仮想通貨にスワップした際、交換元の通貨において損益が発生します。損益は損益 = 総売却額(交換先の通貨の時価の合計) - {総売却数(交換した通貨の数量) × 平均取得単価}で求めることができます。例えば、以下のように購入したMATICをBiget Walletを利用してUSDTやBTCに交換した際の損益について求めてみましょう。①500MATICを6万円で購入(1MATICあたり120円)②300MATICを200USDTにスワップ(1USDTあたり150円の時にスワップ)③200MATICを0.0015BTC(1BTCあたり800万円の時にスワップ)この時、「総売却額(交換先の通貨の時価の合計)」は(200USDT × 150円)+(0.0015BTC × 800万円) = 42,000円となります。「総売却数(交換した通貨の数量)」は300MATIC + 200MATIC = 500MATICとなります。「平均取得単価」は120円となるため、上記の取引で発生する損益は42,000円 - {500MATIC × 120円} = -18,000円となり、18,000円の損が発生することが分かります。ステーキング・エアドロップステーキングやエアドロップなど、報酬を受け取った際は、受取時点の価格が利益として計上されます。例えば①USDTをステーキングに預ける②ステーキング報酬で50USDTを受け取る上記の取引を行った場合、受け取った時点の50USDTの価格が利益となります。受け取った時点の1USDTの価格が140円の場合、50USDT × 140円 = 7,000円の利益が発生します。NFTの売買NFTの取引も仮想通貨と同様に購入しただけでは損益は発生しません。購入したNFTを売却した時に、購入時点の価格との差分で損益が発生します。例えば、①NFT Aを500USDTで購入(この時の1USDTの価格は140円)②NFT Aを600USDTで売却(この時の1USDTの価格は150円)の取引を行った際は、600USDT × 150円 - 500USDT × 140円 = 2万円2万円の利益が発生します。クリプトリンクへのBitget Walletの取引履歴の登録方法ここまででBiget Walletでできる取引の損益の計算方法を解説しました。取り扱う仮想通貨が多かったり、取引の数が多くなれば、ご自身で計算を行うことは困難かと思います。クリプトリンクでは国内や海外取引所のデータを登録したり、ウォレットを連携することで、仮想通貨の取引やNFTの取引の損益の計算を行うことができます。Bitget Walletでは100以上のチェーンに対応していますが、以下のチェーンでの取引についてはクリプトリンクで対応しているので、以下のチェーンをお使いの方はウォレットアドレスを連携して計算を試してみてください。EthereumBSCPolygonArbitrum OneOptimismFantomAvalanche C-ChainOasysHome Verse続いて、Biget Walletのアドレスを連携して、クリプトリンクに登録する方法を解説します。STEP-1 アカウントを登録し、ログインするまずはクリプトリンクの無料アカウントを作成します。メールに認証URLが届くので、認証を行いログインします。ウォレット連携の機能をご利用するためには、個人プランのオプション10に入る必要がございます。画面右上の名前をクリックし、プレミアムプランを選択して個人プランのオプション10に入ってください。STEP-2 ウォレット機能でアカウントを連携し、データを取得するSTEP-1の処理が終わったら、「ウォレット/DeFI取引」に移動し、「登録済みウォレットアドレス一覧からウォレットを連携します。ウォレットアドレスを入力し、登録を行います。その際、取引期間によっては自動取得をすることができます。CSV登録を行う場合はアドレス登録後、「アップロード」をクリックし、ご利用チェーンとアドレスを選択すると、下記画像のように、CSVのデータが取得できるページに移動できます。期間を選択し、データを取得してください。取得した全てのデータをクリプトリンクにインポートして、明細を登録します。STEP-3 取引を確認し、登録を行う取引所のデータはファイルをアップロードするだけで登録を行えますが、ウォレットのデータはファイルのアップロードを行った後に、ご自身で登録する必要がございます。データを連携したら「未登録」画面に取引がでるので、その取引内容を確認し、登録を行います。修正が必要な場合は修正を行い登録を行ってください。登録をしたら、「収支計算画面」に取引が反映されます。まとめ本記事ではBitget WalletとはBitget Walletの取引の損益計算方法クリプトリンクでBitget Walletの取引を登録する方法を解説しました。Bitget Walletではウォレットの機能だけではなく、スワップやステーキングなど数多くの取引を行うことができ、これらの取引を行った際には損益が発生します。取引数や取引している仮想通貨の種類が多ければ、ご自身で損益の計算を行うことが困難となるため、計算ツールなどを利用してみてはいかがでしょうか?