「この仮想通貨、値が上がりそうだから買ってみたいけどどこで買えるの?」「話題になっているこの仮想通貨、私の使ってる国内取引所じゃ買えない!」「マイナーな仮想通貨の話をしている人ってどこで調べてるの?」仮想通貨(暗号資産)の取引をしていて、こんなことを思った方はいませんか?ニュースサイトやSNSなどである仮想通貨が話題になって買いたいと思っても、利用している国内取引所を探しても見当たらないという経験をしたことがある方は多いと思います。特に最近話題のミームコインやUSDT・USDCといった海外のステーブルコインは、日本のインターネットメディアで取り上げられることはあっても国内取引所では扱われていないものが多く、保有するのが難しいですよね。そこで本記事では、日本では買えない仮想通貨の代表例情報の探し方・見極め方海外取引所・分散型取引所(DEX)での具体的な買い方面倒な損益計算をラクにする方法をまとめて解説します。この記事の要約国内未上場の仮想通貨は「ステーブルコイン」「ミームコイン」「有望新興プロジェクト」など種類が多彩ニュースサイトや CoinMarketCap/CoinGecko を活用すれば効率よく情報収集できる購入ルートは①海外取引所 ②分散型取引所(DEX) ─ いずれも日本の取引所で買ったBTC/ETHを元手に送金するのが基本トラベルルールで直接送金できない場合はウォレット経由が安全海外・DEX取引は損益計算が複雑化しがち 👉 クリプトリンクの損益計算ツールで自動化すると便利日本の取引所で買えない仮想通貨とは調べ方や買い方の前に、日本の取引所で買えない仮想通貨とは具体的にどういうものがあるでしょうか?具体的な仮想通貨を挙げながら、いくつか種類を紹介します。USDT(Tether) ─ 世界最大の法定通貨担保型ステーブルコイン1USDT ≒ 1USDで価格が推移海外では「主軸通貨」として多くの取引ペアに採用国内ではステーブルコイン規制の影響で上場例がほぼ皆無USDT(Tether)は2014年に開発された世界初のステーブルコインです。ステーブルコインについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。ステーブルコインとは?特徴やビットコインとの違いをわかりやすく解説上記記事でも紹介されていますが、USDTは最も広く使用されている法定通貨担保型のステーブルコインで、米ドルと価値が連動しています。1USDTが1ドルに等しいよう設計されており、取引で広く利用されています。ですが、こうした海外のステーブルコインは日本の取引所で扱われているものはまだまだ少ないです。PEPE(Pepe Coin) ─ ミームコインブームの象徴インターネット・ミーム「Pepe the Frog」がモチーフ2023年5月のBinance上場を機に爆騰→急落を経験SHIBやDOGE以外のミームコインは日本でほぼ買えないのが実情PEPEはミームやキャラクターを題材にした、いわゆる「ミームコイン」の中でも代表的なコインです。ミームコインについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。今話題のミームコインとは?特徴や買い方、注意点、損益計算方法を網羅的に解説PEPEが題材にしているのは、2000年代初頭に流行したPepe the Frogという緑色の顏と人間の体を持つカエルを擬人化したようなキャラクターです。元々インターネットミームとして人気のあったこのキャラクターを題材としたPEPEは、2023年4月に発行、同年5月にBinanceに上場されてから価格が急上昇しました。こうしたミームコインは大きなリスクがある半面、大きな利益を得られる可能性もあるので話題になりやすいですが、日本の取引所では有名なSHIBやDOGEが扱われているくらいで、多くのミームコインは購入できません。WLD(Worldcoin) ─ “網膜スキャンでUBI”を掲げる新興プロジェクトOrbで虹彩認証し、定期的にWLDが配布される仕組み画期的なトークノミクスが話題だが国内取引所の取り扱いはゼロWLD(Worldcoin)は2020年に共同設立されたプロジェクトで、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)のグローバルな分配システムの実現を目指して開発されたコインです。WLDについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。ワールドコインはどこで買うことができる?買い方や注意点を解説ワールドコインは、Orbと呼ばれるボール状のデバイスで網膜をスキャンすることで無料でもらえ、以後も定期的に配布される画期的な仕組みで話題になりました。ステーブルコインでもミームコインでもありませんが、こうして話題になった仮想通貨の中にも日本の取引所で取引できないものは多く存在します。日本の取引所で買えない仮想通貨の調べ方日本の取引所で買えない仮想通貨はどのように調べればよいか、いくつか紹介します。仮想通貨に関するニュースサイトで情報収集するCoinPost・CoinDesk Japan など国内外の専門メディアで最新トレンドを把握ミームコインや大型エアドロップなど話題性の高い銘柄を見つけやすい一方、注目度の低い草コインは記事になりにくい点が弱点おそらく仮想通貨取引をしている大半の人にとっては、これが最も一般的な調べ方だと思います。今では仮想通貨に特化したニュースサイトは多くありますから、そうしたニュースサイトの記事を見て、日本の取引所では扱われていない仮想通貨の情報を知ることができます。特にミームコインのようにボラティリティが大きなものや、WLDのように画期的な仕組みを取り入れたものはニュースサイトで大きく取り上げられるので、話題の仮想通貨を知るには適していると言えるでしょう。一方で、長期間値動きが小さく安定しているものや、特に大きなイベントがなかったものなど話題になりにくい仮想通貨はこの方法では調べにくいです。CoinMarketCapやCoinGeckoなどのサイトで調べる時価総額・出来高・上昇率で並べ替えでき、投資アイデアが広がる「Markets」タブから対応取引所と取引ペアを即確認可能銘柄数が膨大=玉石混交なので、深掘りリサーチ&リスク管理は必須次に、CoinMarketCapやCoinGeckoといった世界中の仮想通貨の時価レートや時価総額といった情報を取りまとめているサイトで調べる方法です。こうしたサイトには世界中の有名な仮想通貨だけでなく、ICOで上場したようなこれから普及が期待される仮想通貨も次々と登録されるため、メジャーなものからマイナーなものまで手広く探すには最適です。また、時価総額やどの通貨が最も値上がりしているかなどさまざまな基準で仮想通貨一覧を並べ替えることができる機能が付いているので、自分の投資戦略に合った仮想通貨を探すのにも便利です。さらに、どの取引所でどの通貨ペアで取引できるかまで掲載されているので、気になる仮想通貨があればすぐに取引することができます。このように便利で情報が多い反面、これらのサイトに登録されている大量の仮想通貨の中から投資するものを選ぶのは難しく、仮想通貨取引を始めたての方にはあまりおすすめできません。たとえば、上場されてサイトに登録されてから数時間で暴落してしまうミームコインといったものが存在する可能性もあるので、そうしたものを避けるための情報収集、リスク管理を徹底する必要があります。日本の取引所で買えない仮想通貨の買い方ここまで、日本の取引所で買えない仮想通貨にはどんなものがあるか、その調べ方について紹介してきましたが、ではそれらを日本からどう買えばよいか解説します。海外取引所で買うまず、海外取引所で買う方法を紹介します。もちろん海外取引所でも扱われていない仮想通貨はありますが、海外取引所は日本の取引所と比べても取り扱い銘柄が充実しているので、冒頭で紹介したUSDT、PEPEなど取引量が多くメジャーな仮想通貨であれば取り扱っているところも多いです。そんな海外取引所で取引を始めるには、日本の取引所のように口座を開設して日本円を入金すればできるわけではありませんので、手順を解説していきましょう。手順内容ポイント1国内取引所で口座開設入出金・税務対応の“基地”になる2目的通貨を扱う海外取引所で口座開設日本人NGの取引所もあるので要確認3国内取引所でBTC/ETHを購入両取引所で共通して扱われる銘柄が無難4BTC/ETHを海外取引所へ送金トラベルルールで制限がある場合はウォレット経由5海外取引所で目的の仮想通貨を購入まずUSDT等へ替えてから買うケースも多い1. 日本の取引所で口座を開設するまず、日本の取引所を利用されたことがない方は日本の取引所で口座を開設してください。後半の手順でも解説しますが、海外取引所の口座には日本円を入金することができない場合が多く、日本の取引所で購入した仮想通貨を海外取引所に送る形で入金する必要があるので最初に日本の取引所で口座を開設します。また、海外取引所から仮想通貨を受け取り、売却して日本円に換金するためにも必要なので、一つは日本の取引所の口座を開設しておくことをおすすめします。2. 海外取引所で口座を開設する次に、買いたい仮想通貨を取り扱っている海外取引所で口座を開設します。海外とはいえ登録や認証作業は日本の取引所とほとんど同じなので難しくありません。ですが、海外取引所の中には日本人が登録できない取引所もあるので注意しましょう。3. 日本の取引所で海外取引所でも扱っている仮想通貨を元手として購入する早速、海外取引所で目的の仮想通貨を買いたいところですが、その前にまずは海外取引所に元手となる資金を入金する必要があります。ですが、多くの海外取引所では日本円を直接入金できないので、日本の取引所で元手となる資金分の仮想通貨を購入し、それを海外取引所の口座に送金する必要があります。そのため、どちらの取引所でも扱っている仮想通貨を日本の取引所で購入してください。どちらでも取り扱われている仮想通貨を調べるのは手間がかかりそうですが、海外でも日本でも大抵の取引所でBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)は取り扱われているので、まずはこれらが取り扱われているか確認すればよいでしょう。4. 元手として購入した仮想通貨を海外取引所に送金する3で元手として購入した仮想通貨を海外取引所に送金します。ここで、取引所によってはトラベルルールという制度により送金が制限されている場合があり、利用している日本の取引所から海外取引所に送金できない場合があります。トラベルルールについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。仮想通貨は取引所間で送金できない!?トラベルルールと通知システムの仕組み、解決策を徹底解説その場合、MetaMaskやTrustWalletといったプライベートウォレットを経由するなどの方法で送金する必要があります。5. 海外取引所で目的の仮想通貨を買う4で送金した仮想通貨を海外取引所で受け取ったら、ようやく海外取引所で取引が始められます。元手の仮想通貨で目的の仮想通貨を購入できればそのまま取引できますが、元手の仮想通貨をUSDTなどに交換してからでなければ目的の仮想通貨を購入できない場合もあるので注意しましょう。分散型取引所で買う次に、分散型取引所(DEX)で買う方法を紹介します。分散型取引所を利用するには一般的な取引所を利用するよりも知識が必要ですが、取り扱われている仮想通貨の種類は桁違いです。ETHやMATICから、上場して間もないマイナーなミームコインまで扱っているところもあります。取引形態も単なる売買だけでなく、ステーキングや流動性供給など一般的な取引所ではあまり扱われていない取引ができるところも多く、柔軟な取引ができるのが魅力です。注意点として、多様な仮想通貨が取引できる分散型取引所には、その分ハイリスクなものや流動性が著しく低いものが一般的な取引所と比べて多く存在します。分散型取引所で取引するときには事前に情報収集をする、ハイリスクな通貨と理解した上で少額の投資に抑えるなど、リスク管理を徹底する必要があります。では、そんな分散型取引所で目的の仮想通貨を買う方法について順に解説していきます。手順内容ポイント1国内取引所で口座開設ガス代の安いネットワークを選ぶと◎2MetaMask等のプライベートウォレット作成目的通貨が存在するチェーンに対応すること3国内取引所でBTC/ETHを購入法定通貨はウォレットに入れられないため、元手となる仮想通貨を用意4購入した BTC/ETH をウォレットへ送金送金先アドレスとネットワークの一致を必ず確認5DEX(Uniswapなど)に接続してスワップ価格滑り・詐欺トークンに注意1. 日本の取引所で口座を開設する海外取引所で取引を始めるときと同じように、まずは日本の取引所で口座を開設します。分散型取引所では仮想通貨でしか取引ができないので、元手となる仮想通貨を購入するために日本の取引所が必要になってきます。分散型取引所で得た仮想通貨を日本円に換金するためにも利用します。2. プライベートウォレットを作成する次にMetaMaskやTrustWalletといったプライベートウォレットを作成します。分散型取引所ではこのプライベートウォレットを自身の口座のように利用するイメージで取引をしていくので、これがなければ分散型取引所を利用できません。また、利用するプライベートウォレットによっては対応していないチェーンがあるので、CoinMarketCapなどで目的の仮想通貨がどのチェーンのものなのか確認した上でプライベートウォレットを作成しましょう。3. 日本の取引所で分散型取引所でも扱っている仮想通貨を元手として購入するこちらも海外取引所で取引を始めるときと同じように日本の取引所で元手となる仮想通貨を購入しておきます。1でも解説したように分散型取引所では仮想通貨でしか取引できませんし、プライベートウォレットには法定通貨を入れることができないので、元手となる仮想通貨を用意しなければなりません。4. 元手として購入した仮想通貨をプライベートウォレットに送金する3で元手として購入した仮想通貨をプライベートウォレットに送金します。海外取引所に送金する際にはトラベルルールという制度によって送金できない場合があると解説しましたが、プライベートウォレットであれば大抵の取引所から送金できます。5. 分散型取引所で目的の仮想通貨を買う4で送金した仮想通貨をプライベートウォレットで受け取ったら、分散型取引所で取引を始められますので、目的の仮想通貨を買いましょう。分散型取引所では多様な仮想通貨を売買できるだけでなくさまざまな取引ができるので、これを機に調べてみてはいかがでしょうか。複数取引所やDeFi利用の損益計算はクリプトリンクで日本の取引所で扱われていない仮想通貨の取引をする場合、日本の取引所から目的の仮想通貨を扱っている取引所に送金して取引した後、値が上がった仮想通貨を再び換金可能な仮想通貨に交換して日本の取引所に送金して売却する、といった一連の作業が必要です。ここで問題になってくるのが確定申告に向けての損益計算です。海外取引所やDEXを駆使すると、取引履歴が複数プラットフォームに分散送金手数料・スワップ差額など原価計算が煩雑DeFi取引はトランザクション解析が必要──と、確定申告前に頭を抱える人も珍しくありません。法定通貨で仮想通貨を売買するだけなら計算も難しくありませんが、今回のように何度も送金と取引を繰り返すとなると非常に煩雑になってしまいます。さらに、分散型取引所を利用した場合は、取引履歴をトランザクションから確認しなければならないので、損益計算の前の取引履歴を揃えるところから一苦労です。ですが、クリプトリンクの損益計算ツールを利用すればそんなややこしい損益計算も簡単にできます。クリプトリンクなら、国内・海外取引所のCSV/APIを一括アップロードウォレットアドレスを登録するだけでDeFi取引も自動取得総平均法/移動平均法の比較レポートをワンクリック出力などで簡単に損益計算ができます。まず、国内取引所、海外取引所を利用した場合の取引履歴の取り込み方法を紹介します。国内取引所と海外取引所を利用した場合1. 損益計算ツールの「アップロード」ボタンから取引履歴アップロード画面を開く2. 取引履歴アップロード画面で取引所を選択して取引履歴をアップロードこれで取引履歴の明細が取り込めます。DeFiを利用した場合次に、DeFiを利用した場合の取り込み方法を紹介します。1. ウォレット/DeFi取引機能から新規ウォレットアドレス登録画面を開く2. ウォレットアドレスを登録し、自動取得でチェーンと自動取得する期間を設定して登録これでDeFiを利用した場合でもウォレットアドレスから簡単に明細を取り込めます。クリプトリンクを利用すればこのように簡単に明細を取り込めますし、煩雑な損益計算も自動で行えます。複数取引所やDeFiを利用した際には、ぜひクリプトリンクの損益計算ツールをご利用ください。クリプトリンク 損益計算ツールまとめここまで、日本の取引所で買えない仮想通貨の調べ方と買い方について紹介してきました。最後に日本の取引所で買えない仮想通貨について簡単におさらいしておきましょう。ニュースサイトやCoinMarketCap、CoinGeckoなどのサイトで調べられる海外取引所や分散型取引所を利用することで購入できる海外取引所や分散型取引所を利用すると損益計算が煩雑になるのでクリプトリンクで損益計算しよう海外取引所や分散型取引所を利用するには、送金や元手の仮想通貨の用意などの手間がかかりますし、目的の取引だけでなく元手を用意する取引も損益計算に含まなければなりません。日本の取引所で買えない仮想通貨を買う際には損益計算が煩雑になりがちなので、クリプトリンクの損益計算ツールを利用して手軽に損益計算ができるよう準備しておきましょう。クリプトリンク 損益計算ツール関連記事ビットコイン(仮想通貨)は今買うべき?過去の価格動向や将来性、リスクについても解説仮想通貨の詐欺事件まとめ!逮捕者が出た事例や見分け方・回避方法について解説仮想通貨で不労所得を得る方法5選!簡単に始められる仮想通貨運用法