暗号資産(仮想通貨)の取引を始める人が増える中、「取引所で仮想通貨を買うのって難しそう」「OKJで取引してみたいけどどうやったらいいの?」「利益が出たら確定申告が必要って聞いたけど、何をすればいいの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、国内の仮想通貨取引所「OKJ」を使って暗号資産を取引する手順損益・税金の計算方法確定申告のやり方までを初心者にもわかりやすく解説します。「仮想通貨で得た利益にはどんな税金がかかるの?」「取引履歴はどこで見ればいい?」「申告しないとどうなるの?」といった疑問にもお答えしながら、税務リスクを避けるために押さえておきたいポイントもまとめました。これから仮想通貨を始める方はもちろん、すでにOKJで取引をしていて税金まわりが不安な方にも役立つ内容になっています。ぜひ最後まで読んで、安心して仮想通貨取引を進めていきましょう!この記事の要約OKJは仮想通貨の売買や資産運用ができる国内の暗号資産取引所であるOKJでの口座開設、暗号資産の購入・売却、ステーキング方法の解説OKJでは「Flash Deals」「貸暗号資産(レンディング)」「積立サービス」もできるOKJで暗号資産を購入・売却、ステーキングした時の損益計算方法の解説仮想通貨の税金の種類と、仮想通貨で利益が出た場合の確定申告方法の解説OKJとはOKJ(オーケージェー)は、国内で仮想通貨の売買や資産運用ができる暗号資産取引所です。2023年に「OKCoinJapan(オーケーコインジャパン)」から現在の「OKJ」へとリブランディングされ、幅広いユーザーに支持されています。OKJでは、仮想通貨の売買以外にも以下のような取引を行うことができます。取引内容ステーキング通貨を預けると報酬を得られます。Flash Deals通貨を預けると報酬を得られます。貸暗号資産通貨を貸し出すことで報酬を受けとることができます。積立サービス通貨を定期的に自動で購入することができます。このようにOKJは、「ただ売買するだけ」にとどまらず、中長期の視点で資産を育てていくための環境が整っている国内取引所です。OKJで口座を開設する方法ここでは、OKJの口座開設を5つのステップでわかりやすく解説します。PCからの操作を例にしていますが、スマートフォン等でのアプリでも基本的な流れは同じです。STEP 1|OKJ公式サイトまたはアプリにアクセスまずはOKJの公式サイトまたは公式アプリにアクセスします。STEP 2|メールアドレスで新規登録「新規登録」ボタンをタップし、以下の情報を入力します。EメールアドレスEメール認証コードパスワード(英数字+記号で安全性の高いもの)パスワードの確認個人/法人登録後、メールに届く認証リンクをクリックすると、メール認証が完了します。GoogleアカウントやAppleアカウントでもアカウントを作成することができます。STEP 3|SMS認証&2段階認証の設定SMS認証を行うために、電話番号を入力し、SMSで届く6桁の認証コードを入力します。SMS認証は、アカウントの安全性を高めるために、携帯電話番号を使って本人確認を行う方法で、ログイン時に登録した携帯番号に6桁程度の「認証コード」がSMS(ショートメッセージ)で届きます。続いて、Google Authenticatorなどの認証アプリを使って2段階認証を設定します。2段階認証はパスワードに加えてもう1つの認証手段を使うことでアカウントを守る仕組みで、「Google Authenticator」や「Authy」といったアプリにアカウントを連携し、一定時間ごとに変わる6桁のコードでログインや取引を行います。これらによりセキュリティが大きく向上します。STEP 4|本人確認(KYC)の手続きOKJでは「スマホでかんたん本人確認」が可能です。本人確認(KYC)は、仮想通貨取引を安全かつ健全に行うために必要となります。マネーロンダリングなどの犯罪を防止するために、法律で仮想通貨取引所に対して本人確認の実施が義務づけられています。本人確認(KYC)の手続きには以下の情報を提出します:本人確認書類のアップロード(運転免許証など)顔写真(セルフィー)の撮影氏名・住所・生年月日などの個人情報入力AI審査が導入されており、最短当日で確認が完了することもあります。STEP 5|審査完了→取引開始!本人確認が完了すると、メールで通知が届き、OKJの口座が正式に開設されます。ログイン後すぐに、仮想通貨の入金・購入・ステーキング・積立などすべての機能が利用可能になります。OKJで仮想通貨を取引するにはOKJで仮想通貨を取引するには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、資金の入金から売買やステーキング等の取引、そして出金までの一連の流れを解説します。資金を入金するまずは仮想通貨の購入に必要な日本円をOKJの口座に入金します。ログイン後、右上の「資産管理」から「日本円入金」を選択すると、OKJへの振込先が表示されます。口座にお金を振り込んだら取引を行うことができます。(反映まで時間がかかることもあります)仮想通貨を売買する入金が完了したら、仮想通貨の購入・売却を行います。 OKJでは「販売所」と「取引所」の2つの方法で売買できます。販売所と取引所の売買は、それぞれメリット・デメリットがありますので、ぜひ以下も一読ください。仮想通貨(暗号資産)の販売所と取引所はどちらがいい?仕組みや手数料の違いを徹底解説販売所を利用する(初心者向け)販売所では、OKJが提示する価格ですぐに仮想通貨を売買できます。 手数料はスプレッド(買値と売値の差)として加味されています。画面上部の「販売所」から欲しい仮想通貨を選択して、金額または数量を入力して「確認」を行い購入します。また、売却を行う際は「購入」から「売却」に切り替えて金額または数量を入力して「確認」を行い売却を行います。取引所を利用する(慣れてきた方向け)取引所では、他のユーザーと売買注文を出し合って取引します。 指値注文や成行注文が使え、販売所より有利なレートで取引できる可能性があります。 少し操作に慣れが必要ですが、手数料を抑えたい方にはこちらがおすすめです。画面上部の「取引所」から欲しい仮想通貨を選択し、取引を行います。PC画面の場合、画面右側に売却したい人が提示している価格(赤色)と購入したい人が提示している価格(緑色)が表示されています。それを参考に価格を入力し、数量または金額を入力することで注文することができます。注文が成立すると購入することができます。また、売却を行う際は「BTCを売却」に切り替え、購入した時と同様に「価格(JPY)」と数量または金額を入力することで注文することができます。収益(ステーキング)OKJでは、保有している仮想通貨を預ける、または貸すことで報酬を受け取れる「収益」という取引を行うことができます。画面上部の「収益」からステーキングを申請できます。預ける期間が長ければ長いほど受け取れる報酬が大きくなります。出金する取引や運用で得た日本円は銀行口座へ出金することができます。画面上部の「資産管理」から「日本円出金」を選択し、指定の口座に出金することができます。OKJでは他にどんな取引ができる?OKJでは、仮想通貨の売買やステーキングだけでなく、資産を効率的に増やすための多彩なサービスが用意されています。ここでは、特に注目度の高い「Flash Deals」「貸暗号資産」「積立」の3つをご紹介します。1. Flash Deals(フラッシュディール)期間限定で特定の仮想通貨を一定期間ロックすることで、通常よりも高い利回りの報酬を受け取れるサービスです。数量や募集期間には上限があるため、早期終了することもあります。たとえば、対象銘柄を7日間ロックして年率188%相当の報酬を得られるなど、非常に魅力的な利率が提示されることもあります。2. 貸暗号資産(レンディング)仮想通貨を貸して報酬を得るシンプルな運用方法です。OKJの「貸暗号資産」サービスでは、保有している仮想通貨(例:FNCTなど)を一定期間OKJに貸し出すことで、貸借料(利息)として報酬を受け取ることができます。 期間は30日・60日・90日などから選べ、満了時に元本とともに利息が付与される仕組みです。3. 仮想通貨の積立日本円を毎月自動で仮想通貨に交換することができます。ドルコスト平均法により、価格の変動リスクを抑えながら長期的な資産形成が可能です。購入する通貨や積立日、金額などは事前に設定しておけば自動的に処理されるため、相場を気にせずに継続的な投資ができる点が魅力です。取引をしたら損益計算をしようここまでOKJでの仮想通貨の取引方法をご紹介してきましたが、取引をして終わり、というわけではありません。仮想通貨を売買したり、ステーキングや貸暗号資産で報酬を得たりした場合、それらはすべて課税対象となる可能性があります。そのため、取引が発生したら、損益の計算を行っておくことが大切です。例えばOKJにおいて、以下の3つの取引の損益計算を行なってみましょう。①ビットコインを購入した時(0.1BTCを80万円で購入)②ビットコインを売却した時(0.1BTCを120万円で売却)③ステーキングで報酬を得た時(0.1SOLを取得)仮想通貨の売買を行った際、個人の場合は一般的に「総平均法」で損益の計算を行います。総平均の計算式は以下となります。[暗号資産の売却総額]ー[取得価格(平均取得単価×売却数量)]=[損益額]①②の取引で考えた場合暗号資産の売却総額:120万円平均取得単価:80万 ÷ 0.1 = 800万円売却数量:0,1BTCであるので、損益は[120万円]ー[取得価格(800万円×0,1BTC)]=[40万円]となります。またステーキング等の報酬を受け取った際は、受け取った時点の時価がそのまま利益となります。例えば1SOLあたり2万円の場合、③では2,000円の利益がでたこととなります。このように、仮想通貨の損益計算は「入金額と出金額の差を見るだけ」といった単純な方法では行えません。 たとえば、仮想通貨を売却した場合はもちろん、仮想通貨同士の交換(BTCからETHなど)を行った場合にも損益が発生します。 また、ステーキングや貸暗号資産で得た報酬もすべて所得として扱われるため、それぞれの取引ごとに取得価格と売却価格(もしくは受取額)を正確に把握しておく必要があります。さらに、個人が用いる損益計算方法として「総平均法」では、同一銘柄を複数回に分けて購入している場合などに、実際の利益と課税対象となる利益の額が異なってくる可能性もあり、想像以上に計算は複雑です。年間に数回の取引であれば手作業でも対応できるかもしれませんが、取引回数が増えると、すべての取引を手作業で計算するのは非常に困難になります。そのようなときにおすすめなのが、仮想通貨の損益計算ツール「クリプトリンク」です。 OKJで取引をしている場合、管理画面からダウンロードできる取引履歴CSVをアップロードするだけで、自動で損益を計算してくれます。 さらに、他の取引所の履歴も追加できるため、複数サービスを併用している場合でも、まとめて管理・計算が可能です。クリプトリンクの詳しい使い方は以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。「リニューアル版」損益計算ツールの収支計算方法をご紹介します!利益がでたら忘れずに確定申告をしよう年末の取引をすべて整理し、損益の計算が完了したら、次に行うべきは確定申告の手続きです。2025年5月時点では、個人による仮想通貨の売買などで得た収益は「雑所得」として扱われています。年間を通して20万円を超える利益が出た場合、原則として確定申告の提出が義務づけられます。「確定申告は難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、クリプトリンクを使って損益を計算しておけば、e-Tax(国税庁のオンライン申告システム)を利用して、画面の案内に従って必要な項目を入力するだけで申告を完了させることができます。初めての方でも比較的スムーズに進められるでしょう。なお、損益がマイナスの場合は基本的に申告義務はありませんが、プラスになっているのに確定申告を行わなかった場合は、後から追徴課税を受けるリスクがあります。たとえば、申告をしていなかったことに対する「無申告加算税」や、提出が遅れた日数に応じて課される「延滞税」など、追加で税金を支払うことになるケースもあります。そのような事態を防ぐためにも、利益が出た年は必ず期限内に申告を行いましょう。確定申告の具体的なやり方については、以下の記事で画像つきで丁寧に解説していますので、初めての方も参考にしてみてください。【画像付き】仮想通貨(暗号資産)の確定申告書の記載方法を解説また、「申告しなかったらどうなるの?」という疑問をお持ちの方は、無申告がもたらすリスクや税務調査について詳しくまとめた解説記事もありますので、ぜひチェックしておくことをおすすめします。仮想通貨(暗号資産)の税金はバレる?バレない?無申告の危険性や確定申告の必要性を解説まとめ本記事では、国内仮想通貨取引所「OKJ」を活用した暗号資産の取引方法から、税金計算・確定申告の手順までを初心者向けに解説しました。OKJでは、売買だけでなくステーキングやレンディング、積立など多様な運用サービスが利用でき、長期的な資産形成にも適した環境が整っています。しかし、仮想通貨の取引で得た利益には税金がかかり、正確な損益計算と確定申告が必要不可欠です。特に、年間20万円を超える利益が発生した場合は申告義務が生じ、申告を怠ると加算税や延滞税といったペナルティを受ける可能性があります。 手間のかかる損益計算も、専用ツール「クリプトリンク」を使えば簡単に自動計算でき、e-Taxを通じてスムーズに申告を済ませることが可能です。仮想通貨取引を安心して続けるためにも、正しい知識と準備を持って税務対応を行いましょう。関連記事ビットバンク(bitbank)で仮想通貨(ビットコイン)を買う方法から税金の計算、確定申告のやり方まで完全解説