仮想通貨の損益計算ツール「クリプトリンク」が2024年12月に国内初となるソラナ(Solana)チェーンの損益計算に対応しました。そこで当記事では、Solanaチェーンを利用して取引を行った場合の損益計算の方法についてご紹介いたします。ソラナは、高速な取引と手数料の安さから、仮想通貨の中でも人気なトークンの一つです。そんなソラナの収支計算は、仮想通貨投資を行う上で欠かせない作業ですが、単純なスワップだけでなく、流動性供給やステーキングなど、様々な種類の取引をしている場合には収益や損失を正確に把握することが難しくなります。特に、ソラナを使ったDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)の取引を行っている方々にとって、どのように収支計算を行うべきか悩むことが多いのではないでしょうか?「ソラナの取引での収益ってどう計算するの?」「ソラナチェーンの流動性供給やステーキングで得た報酬はどう計算すればいいの?」これらの疑問に対して、今回はソラナチェーンの収支計算方法を、分かりやすく解説します。効率的に収支計算ができるツール「クリプトリンク」についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。ソラナ(Solana)チェーンとはソラナ(Solana)チェーンは、2020年3月にローンチされたブロックチェーンプロジェクトです。ソラナは、従来のブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決することを目的としており、その特徴的な高速な取引処理能力と低い手数料で注目を集めています。ソラナのトークンであるSOLは、時価総額ランキングで上位に位置しており、2025年4月現在は6位で、ブロックチェーン業界における重要な存在となっています。そんなソラナの主な特徴は、処理速度が速く、取引コストが低いDApps(分散型アプリケーション)開発のプラットフォームになっている発行上限がない他のブロックチェーンと相互運用が可能であるステーキング報酬を得られるなどがあります。ソラナは、ブロックチェーンのトランザクション処理速度と拡張性を飛躍的に向上させる「Proof of History(PoH)」という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用していて、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)、タワーBFTという複数のコンセンサスアルゴリズムを組み合わせることで、処理スピードの高速化と低コスト化を実現しています。また、イーサリアム(Ethereum)などの他のブロックチェーンに比べて取引の確認時間が非常に短く、1秒間に数千件ものトランザクションを処理することが可能です。これにより、ユーザーは非常にスムーズな体験を享受でき、DApps(分散型アプリケーション)やNFT(非代替性トークン)の市場でも積極的に利用されています。ソラナのエコシステムは非常に活発で、DeFi(分散型金融)やNFTマーケットプレイス、ゲームなど、さまざまな分野において多くのプロジェクトが構築されています。特に、ソラナ上で展開されるNFTプロジェクトは、イーサリアムのガス代(手数料)に比べて圧倒的に低コストで取引ができるため、多くのクリエイターや投資家に支持されています。そのため、ソラナはブロックチェーン技術を用いた革新的な解決策を提供し、金融サービスのデジタル化を推進するためにますます重要な役割を果たし続けると期待されています。【国内初】クリプトリンクでソラナチェーンの登録それではここからは、仮想通貨の収支計算ツール「クリプトリンク」を使ってソラナチェーンの明細の登録&収支計算方法を解説していきます。「クリプトリンク」では、ソラナのウォレットアドレスを連携するだけで、自動で取引履歴を取得し、移動やスワップ、流動性供給などの取引を判別してくれます。ですので、あなたはアドレスを連携し、自動で作成された明細を確認するだけでOKです!「クリプトリンク」がソラナチェーンの対応をしたのは2024年12月で、国内初の対応でした。【ウォレット/DeFi機能】Solanaチェーンの対応をβ版として提供開始しました。ソラナの取引履歴を自動で判別してくれるツールや機能は、他にはまだあまりないので、ぜひクリプトリンクを使って、ラクに簡単にソラナの明細登録と収支計算をしてみましょう。ソラナのウォレットアドレスをクリプトリンクへ連携クリプトリンクの利用はスマホでもできますが、PCから利用した方が便利ですので、PC画面での説明をしていきます。クリプトリンクのアカウント登録をしてログインしたら、「ウォレット/DeFi」画面を開き、「アドレス登録」ボタンを押します。(※ウォレット/DeFiの利用にはプレミアムプランの登録が必要です)「ウォレットアドレスを登録する」ボタンを押します。ウォレットアドレスの新規登録画面で、以下の画像のようにソラナのウォレットアドレスを貼り付け、「自動取得」のチェーンで「Solana」を選択します。「表示用ラベル」は自分がわかる名前をつけましょう。また、「取得開始日時」は最大15ヶ月前までのデータ取得が可能ですが、自分がソラナチェーンで取引を開始した日時を指定するようにしてください。ウォレットアドレスの登録ができましたら、登録済みウォレット一覧に登録したアドレスが表示されます。翌日にデータが反映ソラナのウォレットアドレスを登録しておきますと、取引データを毎日自動で取得してきます。そのため、翌日になると、「ウォレット/DeFi」画面の未登録一覧に、取引履歴の明細が表示されます。もし翌日になっても明細が反映されていないようでしたら、一度右上にある「データ突合」を押せば、データが反映されるはずです。クリプトリンクを使ったソラナチェーンの収支計算方法ソラナチェーンのデータ自動取得ができましたら、明細を確認して収支計算を行なっていきましょう。クリプトリンクでは、「ウォレット/DeFi」画面の未登録一覧で、自動取得した明細の内容を確認し、問題がなければ「登録」を押すことで「収支計算」画面へ明細が反映されて、収支計算が行われます。今回は、以下の取引について、実際にどうやって操作するのか確認していきます。SOLの送金の登録Jupiterでのトークンスワップの登録Raydiumでの流動性供給の登録SOLのステーキングの登録SOLの送金の登録SOLを自分の別のウォレットから送金した場合には、以下のように「受取(移動)」や「送付(移動)」の明細ができます。1つ目の明細は取引所のウォレットなど、「登録済みウォレット一覧」で登録していないウォレットから送金された場合の明細の例です。登録したウォレットへのSOLの受取がありますので、「受取(移動)」として明細ができています。また2つ目の明細は、「登録済みウォレット一覧」へ登録しているアドレス同士で送金した明細の例です。「詳細修正」を押すと、このトランザクションの詳細を以下のように確認することができます。明細を修正したい場合には、この画面で取引種別を修正したり、追加や削除を行えます。明細が問題なければ、「登録」ボタンを押すことで、明細を収支計算の方へ反映させることができます。今回、反映した明細は以下のようになっています。通貨の移動のみでしたので、送付・預入明細が作成されており、計算上は計算対象外扱いになっています。Jupiterでのトークンスワップの登録続いて、Jupiterでのトークンスワップの明細になります。以下は、SOL => USDCのスワップUSDC => JUPのスワップの2つです。これも自動で明細が作成されますので、内容に問題がなければ「登録」を押します。登録した明細を収支計算画面で見てみますと、以下のように「購入」とスワップにかかった「手数料」の明細が反映されていることがわかります。Raydiumでの流動性供給の登録次は、Raydiumで流動性供給を行なった際の明細になります。流動性供給の明細は、先ほどまでの移動やスワップとは違い、個々に登録するのではなく、流動性供給の開始と解除を「ペア選択」して登録します。「ペア選択」ボタンを押すと、以下の画面になります。ここで、実際に取引をした開始と解除のペアを選択します。選択すると、画面上部に各通貨の数量の増減が表示されます。「ペアを選択して登録する」ボタンを押すと、この通貨の増減が収支計算に反映されます。収支計算画面は、以下のようになります。流動性供給の開始と解除でかかった手数料はそれぞれ別で明細が作成されていて、先ほどの画面で増減がプラスのものは「ボーナス」明細、マイナスのものは0円での「売却」明細が作成されています。SOLのステーキングの登録最後は、SOLのステーキングの明細になります。ステーキングも、流動性供給と同様に「ペア選択」をして登録する流れになります。以下のようにペア選択をして、「ペアを選択して登録する」ボタンを押します。収支計算画面で反映された明細を確認しますと、ステーキング開始時の手数料明細ステーキング開始と解除の差額(プラスなのでボーナス明細)ステーキング解除時の手数料明細ができています。まとめいかがでしたか?今回は、ソラナ(Solana)チェーンの損益計算について、クリプトリンクを使って具体的な方法を解説しました。ソラナチェーンは高速で手数料も安いことから、取引をしている人が多いと思いますが、その収支を正確に計算することは意外と難しいケースが多いです。しかし、クリプトリンクを使うことで、簡単に正確に収支計算を行うことができます。ぜひあなたも、クリプトリンクを利用して収支計算をしてみてください!関連記事world chainでワールドコインをもらった場合の収支計算方法をクリプトリンクを使って解説!【3分でわかる】DeFi(分散型金融)とは?特徴やメリットデメリットを簡単にまとめてみた